葛西臨海水族園がイルカがいなくても魅力たっぷりな理由とは?

マグロの群れ

イルカショーと言えばドルフィンジャンプ、コミカルなパフォーマンス!かわいいイルカ達のショーはいつ見てもドキドキワクワクしながら楽しめると大人気ですよね。イルカショー目当てで水族館を訪れる人もとても多く、絶大なる支持を得ています。

水族館にイルカがいなければわざわざ足を運ぶ気になれないと言う声もよく耳にします。しかしそのように考えている方達こそ一度葛西臨海水族園を訪れてください。

イルカやアシカショーはありませんが、規定の枠をはるかに超えた楽しみ方が必ず発見できるはずです♪だから都内屈指の人気水族館として活気に溢れ、たくさんのリピーター達がいます。

そこで葛西臨海水族園を訪れる前に見所や楽しみ方を把握して、よりその魅力に一緒に迫って行きましょうね!

 葛西臨海水族園最大の見所マグロ大回遊!

葛西臨海水族園の見所はドーナツ型の大水槽で懸命に泳ぎ続けるクロマグロ達です。マグロは生き続けるために生涯ただひたらすら泳ぎ続けないと、命を維持をできません。飼育されているクロマグロの平均寿命は20年ですから、その間泳ぎ続けるのは大変な労力ですね、

ただ見るだけはありません!タッチパネルや模型によりマグロの生態について詳しく解説されています。普段は食べる目線でしか見ていないだけに、意外な生態のヒミツにびっくりするはずです。

実はマグロは大きな見た目と打って変って繊細なため、人工飼育が難しいと言われています。葛西臨海水族園100匹以上のマグロを飼育管理している世界的にも貴重な水族館です。しかしそんな水族館に悲劇が起こります。

マグロの飼育にひたむきに挑み続ける葛西臨海水族園

2014年クロマグロが大量死したニュースをご存知ですか?次々に葛西臨海水族園でクロマグロが死亡し、ラスト1匹も懸命の処置の甲斐なく亡くなってしまったのです。

病気説、水質の問題、温度管理などあらゆる角度から要因を突き止めつつ、マグロ回遊槽復活への新たな挑戦が続いています。最初は水質環境を整えるためにマグロに近い分類のハガツオなどを飼育しつつ生育環境について調査しました。

飼育環境がしっかり整った上で養殖魚の1歳のクロマグロを放ち、2019年4月時点では4歳〜5歳の子たちが悠々と泳いでいます。現在も毎年1歳のクロマグの個体を少しずつ追加しているのです。

それだけではありません!LEDライト、アクリルガラスへの衝突防止予防策、オゾン層を使ったろ過装置などバックヤードでは懸命の努力が続けられています。

その甲斐あって100匹以上のクロマグロ達が悠々と泳ぐ姿が展示されており、観覧客を魅了しているのです。飼育員さん達の努力の成果をぜひ一度訪れませんか?

世界最大級のペンギンワールドを葛西臨海水族園で楽しもう!

ペンギンって1種類だけだと思っていませんか?。実は世界には18種類のペンギンがおり、葛西臨海水族園では以下の4種類を観察できます。

  • フンボルトペンギン
  • フェアリーペンギン
  • オウサマペンギン
  • ミナミイワトビペンギン

しかも種類により体質が異なるためオウサマペンギンとミナミイワトペンギンは夏場は涼しい飼育室でお休みしています。また体の小さいフェアリーペンギンは赤ちゃんペンギンに間違われてしまうことも!しっかりとした大人のペンギンですがから注意深く観察してくださいね♪

https://twitter.com/yukiko86164822/status/1143859430024335360

葛西臨海水族園で東京の海をクルージング!

東京近郊の海を小笠原・伊豆七海・東京湾と3つのテーマゾーンから観察できますよ♪ただし近郊と言っていますが、小笠原諸島は東京から1,00キロも離れており、航行時間25時間!沖縄諸島と同緯度のため1年中温暖な気候です。

しかし海中の環境は沖縄諸島とは全く異なっており、南国らしい感じはありません。ウミガメや巨大なエビを館内で観察できます。

伊豆七海を再現した海では美しいイソギンチャクに身を隠すようにカクレクマノミが生息している様子をチェックしましょうね。葛西臨海水族館の目の前の東京湾には、ホウボウ、トビハゼ、カニとかわいらしい生き物達に出会えます。

タイミングが良いとイカの発光を見られますよ!イカは攻撃や威嚇、餌を見つけた時、感情の変化により光を巧妙に変えて表すって知っていますか?

見て学んで楽しんで、私たちの身近な東京の海についてアプローチしてくださいね。

性別をフレキシブルに変更できる珍しい魚に会える!

私たちの住む社会では今性別にとらわれず、個人の意思を尊重し柔軟に生きるための社会作りがはじまっていますよね♪実は魚たちの中ではすでに自由自在に性別を入れ替えて生息する魚たちがおり、葛西臨海水族園でなんとそんな珍しい生き物に出会えますからぜひ忘れずに観察してくださいね!

「紅海」のブースではキンギョハナダイが子孫繁栄のために、群れの中でオスの比率が低下するとメスがオスにと性転換をはじめます。その様子はオレンジ色から赤紫色に体の色が変わることで容易に識別できますから、この機会にチェックしましょうね♪

さらに私たちの身近な東京の海に生息するトサヤッコも性別転換をする珍しい魚です。こちらも外観から簡単にその様子を観察できます。

葛西臨海水族園にはイルカショーはありませんが、このように珍しい特徴を持つ魚たちが生息しており興味深いです。

世界一長い海藻ジャイアントケルプを展示している国内唯一の水族館!

葛西臨海水族園は国内で唯一「ジャイアントケルプ」を展示している貴重な水族館です。全長50mに成長する世界一長い海藻で、カリフォルニア州中部、メキシコ北部に生息しています。

深海でユラユラと水の流れに合わせて漂う姿はまるで森の木々のようで神秘的です。小さな魚たちが敵から身を守るのに格好の住処ですし、ラッコなどの哺乳類が好んで生息していますよ。

もちろん日本の海には一切「ジャイアントケルプ」は生息していません。そのため葛西臨海水族園ではカリフォルニアのモントレー湾水族館と姉妹協定結すび、協力を得て「ジャイアントケルプ」を確保し飼育しているのです。

バードウォッチングなどオールラウンドで充実の葛西臨海水族園!

その他にはホタルのように光る海中生物を観察できます。グロテスクな見かけから想像できない美しい光を放つヒカルゴカイやホタルミミズは一見の価値あり!海の王様サメやエイにタッチングできるタッチンフィーリンコーナは子供達から大人気♪

また自然に恵まれた立地を活かし鳥獣園が一緒に併設されており、バッドウォッチングまで楽しめますよ。3,000匹以上の鈴鴨、小鴨をはじめ時には大鷹がくつろいでいます。

毎月第二日曜日にバッドウォッチングツアーが開催中ですから水族館のついでに参加しませんか?。都会の中に鳥達が休める憩いの場があることに気づき、新たな自然の魅力を発見できるかも!?

https://twitter.com/yasuragusizen/status/907585500722032640

ランチ持ち込みOKでコスパバッチリ!

水族館に行くと困るのがランチ!館内のレストランは激混みですし、小さいお子さんがいると落ち着いて食べられないのがネックですね。

ところが葛西臨海水族園だったら大丈夫♪管内のテナントデッキ、レストハウス、レストランとお弁当の持ち込みOKだから外食費を抑えつつコスパ良く楽しめます。

お天気の良い日の人気ランチスポットは大観覧車を望める「おべんとう広場」!自然を感じながら、親子やカップルで和気あいあいとピックニックを楽しんでくださいね♪

ちょっぴり時間はズレますが夕暮れをバックにした大観覧車は大人ムーディーたっぷり♪とてもロマンチックでインスタ写真にお勧めエリアです。

もちろん館内に併設するレストランもお勧めですよ!レストランシーウィンドにはマグロカツカレーなんて葛西臨海水族園らしいメニューがあってびっくり♪

葛西臨海水族園でもう1つの楽しみオリジナルグッズ!

葛西臨海水族園に行ったからにはオリジナルグッズを購入すべし!ここでしか買えないマグロやペンギンをモチーフにした東京らしい粋なお土産を購入できますよ♪

マグロチップスやペンギンポップキャンディなどの菓子類、マグロの抱き枕やTシャツ、タオルが特に人気です。この機会にオモシログッズを見つけて友達や家族を「あっ!」と驚かせましょうね。

アクセス・住所・電話番号

入場料・入館料

料金 通常 年間パスポート
一般 700円 2,800円
中学生(都外) 250円
中学生(都内) 無料
小学生以下 無料
65歳以上 350円 1,400円

もっと詳しく!

葛西臨海公園のもっと詳しい情報はこちらをご覧下さい▼

葛西臨海水族園

まとめ

水族館で一番の楽しみはイルカショーと考えている方こそ葛西臨海水族園に1度足を訪れてみてくださいね♪ここでしか出会えない珍しい魚たちを知り、神秘的な海の世界を探検できます。またマグロに賭けるスタッフ達の熱い想いをヒシヒシと感じ取れるはずです。

派手なパフォーマンスに力を注ぐ水族館もありですが、時には地味にスゴイ葛西臨海水族館でマッタリと過ごしませんか。きっと虜になるはずです。