大切な赤ちゃんと、いろんなところへお出かけしたい!
乳幼児期から、たくさんのことを経験させてあげたいですよね。
水族館もそのひとつ。
赤ちゃんのころから生きものと接する機会をたくさん持つことで、命や自然への思いやりを持てるようになるともいわれています。
水族館はそんな情操教育にはぴったりの場所なので、どんどん連れて行ってあげたい場所なのです。
でも、今までのように自分一人や大人だけで水族館へおでかけしていたころとは違います。
そもそも、いつごろから赤ちゃんと水族館へおでかけしてもいいの?
必要な持ち物は?
季節や時間帯は?
赤ちゃんにおすすめの水族館ってあるの?
たくさんの疑問や心配が出てきますよね。
ここでは、赤ちゃんと楽しく快適に水族館デビューするためのポイントについてご紹介します。
Contents
赤ちゃんの水族館デビューはいつからがおすすめ?
赤ちゃんにとって、最適な水族館デビューはいつがいいのでしょうか?
さまざまな意見がありますが、一般的には生後6ヵ月を過ぎたころがタイミングといわれています。
生まれて半年を過ぎたころから、赤ちゃんはだんだんと首が座ってきます。
それに従ってお座りが上手にできるようになり、ハイハイの動きも活発になるため、外部環境への興味もどんどん広がっていきます。
また生まれて半年ほどすると、それまでぼんやりとしていた視野もずいぶんとはっきりしてくるので、まわりの人や物に対しての興味が一段と強くなっていきます。
動くものに対する反応も増えていくので、水族館でお魚やペンギンたちの動く姿にもさまざまな反応を見せてくれることでしょう。
水族館へおでかけする前に、事前にお家で絵本や図鑑を見せてあげながら「イルカだよ」、「かわいいね」など話しかけるなどしてあげると、本物を見たときにまた違ったリアクションがあるかもしれませんね。
何より、安心できる家族と一緒に水族館で過ごし、笑ったり話しかけてもらった記憶は、赤ちゃんの豊かな心と感情の成長にとってかけがえのないものになるでしょう。
赤ちゃんと水族館へおでかけするときは季節や時間帯に注意
初めて赤ちゃんと水族館へおでかけするときに一番気をつけてほしいのが、季節と時間帯です。
まずは季節についてお話ししましょう。
生まれて間もない赤ちゃんにとって、あまりにも騒々しい場所や人がごった返している空間はあまりおすすめできません。体調を崩す原因になったり、不安やストレスにつながるおそれもあるからです。
にぎやかで人が大勢になるイベントとして注意したいのは遠足の時期です。
多くの幼稚園や小学校では、春と秋に水族館を利用しています。
ですので幼稚園や小学生が走りまわったり、大きな声でおしゃべりしているこの季節はできるだけ避けるほうがいいでしょう。
次に時間帯です。
これも遠足に関連しますが、多くの遠足は午前中からお昼過ぎまで水族館に滞在するケースが多くみられます。
だいたいの遠足がお弁当を食べて帰路につくので、その時間帯までは混み合うことが多い傾向にあります。
なので、朝早くにさくっと見学する、もしくはお昼を過ぎたあたりからの時間帯に行くことをおすすめします。
もちろん赤ちゃんの体調やお天気などさまざまな場合があるので、予定どおりいけなくなってもいいな、くらいの気持ちでいるようにしましょう。
また季節や時間帯が良くても土日や祝日はやはり来館者が非常に多くなるので、できるだけ避けることをおすすめします。
おでかけのときに準備しておくと安心な持ち物
赤ちゃんとのおでかけのときは、あわてることのないように準備しておく持ち物も大切です。
でも、あれもこれもと欲張る、と大荷物になって必要以上に疲れてしまうことも。
そこで、ぜひこれだけは!という持ち物についてご紹介します。
紙おむつとおしり拭き
水族館に限らず、この2つは必須ですよね。
特に水族館の場合、普段よりもおむつ替えの感覚が長くなってしまうことがあるかもしれません。しっかりとおしっこを閉じ込めてくれるタイプのものだと安心です。
フリースやブランケット
水族館の多くは館内見学になっていて、比較的安定した空調に設定されています。
でも生きものによっては少し温度を下げているエリアがあったり、夏場あまりにも暑い場合は設定温度が低めになっていることも少なくありません。
体の小さな赤ちゃんにとって、冷え過ぎは体調を崩すもとに。
念のためにフリースやブランケットを準備して、寒くなる前にかけてあげましょう。
授乳セット
赤ちゃんはいつでもどこでもおなかがすいてしまうものです。
それは水族館の中でも同じ。
授乳セットは必ず持参しましょう。
まずは授乳ケープ。
最近は授乳室を用意している水族館が多くなりましたが、混んでいたり遠い場所にあると使えない可能性もあります。
そうしたときでも安心して授乳できるよう、授乳ケープは持っていきましょう。
できれば哺乳瓶と粉ミルクも用意することをおすすめします。
あわせて水筒に湯冷ましを入れて持っていくことも大切です。
ちなみに、水族館の中には授乳室に給湯器も設置されていて、湯冷ましもそこで作ることができる館もあります。
行く前にホームページやお電話で確認しておくと安心ですね。
着替え
赤ちゃんとのおでかけにはハプニングもつきものです。
ベビー服にミルクをこぼしたり汚してしまったりした場合にも慌てないよう、着替えも上下1セット持っていくといいでしょう。
ウェットティッシュ
生後6か月を過ぎると、お母さんからもらっていた赤ちゃんの免疫力が徐々に低下してきます。
またまわりへの興味が増え、あちこちさわったりして手も汚れるようになります。
特に水族館のような不特定多数の人が出入りする場所では、ウイルスや細菌など少し心配な点もあるでしょう。
簡単にサッと拭いてあげられるような赤ちゃん用のウェットティッシュも持参しておくと安心です。
晴雨兼用の携帯傘
水族館によっては、観覧プールが屋外にあったり観覧エリア移動で外を歩くところもあります。
突然の雨や日差しの強いとき、赤ちゃんのためにすぐ使える晴雨兼用の携帯傘を持って行くようにしましょう。
雨や日差しだけではなく、強い風が吹いているときにも傘は強い味方です。
単なる風よけだけではなく、砂埃やゴミが赤ちゃんに当たってしまうのを防いでくれるのです。
防水タイプのエコバッグ
赤ちゃんの時期は何かとこぼしたり、汚したりしてしまうもの。
着替えや授乳セットなど、とにかく何でもぽんと入れてしまえる防水タイプのエコバッグを持っておくと安心です。
大きいサイズのものなら、突然の雨のときに大人なら頭にかぶって雨除けにも。
赤ちゃんにはしっかり傘をさしてあげたいものなので、こんな場合でも防水タイプのエコバッグは便利ですよ。
赤ちゃん連れにおすすめの水族館・関東エリア
マクセル アクアパーク品川
品川駅すぐにあるので、移動が大変な赤ちゃん連れにはうれしい水族館。
また見学はすべて館内で、授乳室も設置されています。
2時間あれば十分まわることのできる広すぎず、また狭すぎずのちょうどいい広さ。
品川プリンスホテルと同じ建物内にあるので、おでかけ感がアップするのもうれしいところです。
東京「マクセル アクアパーク品川」の料金・営業時間・アクセス・見どころヨコハマおもしろ水族館 赤ちゃん水族館
横浜・中華街の中にあるこの水族館にはペンギンやイルカはおらず、華やかな演出やショーもありません。
でも、赤ちゃん連れのママさんの間では人気のある水族館。
その理由は、なんと土足厳禁のスペースがあること!
「赤ちゃん水族館」エリアが土禁で、ハイハイしても大丈夫なのです。
水槽も赤ちゃんの目線に合わせて作られていて、展示されているのも赤ゃんやまだ卵の生きものたち。
おむつ替えや授乳にも対応している設備なので、安心しておでかけできますね。
神奈川「ヨコハマおもしろ水族館/赤ちゃん水族館」の料金・営業時間葛西臨海水族園
水族館って入館料が高くてちょっと…、と思ってしまう方々でも気軽に行けるのがこの水族館。
関東圏の水族館でそれなりにたくさんの生きものが観たいとなると、入館料が2000円前後かかってしまいます。
でもここなら大人700円、赤ちゃんは無料。
もしおじいちゃんやおばあちゃんも一緒になら、65歳以上の方は350円と半額に。
授乳室やおむつ交換台も館内にあります。
東京「葛西臨海水族園」の料金・営業時間・アクセス・見どころ赤ちゃん連れにおすすめの水族館・関西エリア
海遊館
全天候型で大人気の水族館。
ベビーカーの預かりも可能なので、抱っこひもを持参して行くのもいいですね。
こちらの水族館には救護室があり、看護師さんが常駐しています。
救護室は授乳室の隣にあるので、不安なことがあった場合にも安心ですね。
イルカ ショーがなくても満足度120%!大阪「海遊館」の魅力を徹底解説NIFREL(ニフレル)
日本最大級の大型複合施設エキスポシティ内にある水族館。
赤ちゃんでも安心して来館できるように授乳室なども完備されています。
またららぽーと(ショッピングエリア)もすぐ近くにあり、そこで授乳室やおむつ交換台などの設備が充実。
当日なら何度でも再入館が可能なので、ららぽーともうまく利用しながら過ごすことができますよ。
大人も楽しめる!新しいタイプの水族館大阪「NIFREL(ニフレル)」の見どころチェックまとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんにとって初めての生きものとの出会い、いい思い出にしたいですよね。
そのためにも、当日あわてることのないように準備万端でおでかけすることをおすすめします。
また、その日の水族館体験を赤ちゃんが覚えていなくても大きくなってから一緒に楽しめるように、写真をたくさん撮っておくこともおすすめです。
「インスタ映え」ねらいではなく、そう!「未来へのギフト」としてです。
実はこうした家族との温かい記憶が写真という「記録」として残されていることで、思春期や大人になったときにそれを改めて見ることが大切といわれています。
自分が赤ちゃんのころ家族やまわりの愛情に守られ、いかに大切に育ててもらったのかということに気づくことができるきっかけにもなることもあるのです。
あっという間に過ぎてしまう、赤ちゃんの時期。
ぜひ大切になさってくださいね。
みなさんと赤ちゃんとの水族館デビューが素敵なひとときとなりますように…。