日本全国に水族館の数はいくつある?

寒い冬、お家でじっとしてたいけど・・・。

そんなとき、ふと行きたくなるのがそう!水族館ですよね。館内は暖かくてコートいらず。ところで日本にはたくさん水族館がありますが、一体どのくらいの数なのでしょうか?

今回は日本の水族館の数やその歴史について、ほんの少し掘り下げていきます。

国内には、なんと150もの水族館がある!

そういえばこんな質問をされたことがあります。

「水族館って呼ばれるには、何か決まりはあるの?」

この「水族館」という施設、実は「博物館」の一種に分類されます。そのため「博物館法」という法律と、密接な関係を持っています。また国内には「日本動物園水族館協会」という団体があり、この団体に「水族館」として認定されるには、協会の掲げた基準をクリアする必要があるんです。これらのさまざまな条件を満たし、国内で認定されている「水族館」と呼ばれる施設は、現在60ヶ所です。

でも私たちが普段「水中や水辺に暮らす生きものを見学できる場所」として「水族館」と呼んでいる施設は、もっともっと!たくさんあります。当サイトで紹介している水族館だけでも、その数、なんと約151ヶ所!奈良県以外のすべての都道府県に水族館はあります。

1番たくさんあるのが、北海道。14ヶ所あります。次に東京都の12ヶ所。地域別にみると、関東地方が最多で32ヶ所もの水族館が運営されています。

それにしても、この小さな島国に150もの水族館と呼ばれる施設があるのは、ほんと驚きですよね。もっとびっくりするために(!)、世界の水族館の数をご紹介しておきましょう。

世界各国においても「水族館」としての基準や定義がいろいろあり、確実な数として産出することは難しいといわれています。ただ、少なくとも400の水族館が世界には存在するという説が有力とのことです。

そうすると、400のうち150が日本の水族館ということになり、なんと世界の4分の1以上の水族館が、日本に存在する!という計算になるのです。

日本がここまでたくさんの水族館を持つようになったのには、いくつかの要因があるとされています。

要因1.日本近海は海洋生物多様性のホットスポット!

1つめが、やはり四方を海に囲まれた島国であるという事実。しかも日本近海は全海洋生物種のおよそ15%が生息する生物多様性のホットスポットなんです(JAMSTEC 2018 August 3)。

多種多様な魚たちが生息する日本に住む私たちには、魚を「見る・獲る・食べる」という3拍子が揃っていて、他の民族よりも魚について多くを知り、また研究する機会に恵まれたからだとされています。

要因2.飼育の技術力が圧倒的!

2つめの要因が、魚を飼育する施設管理の技術発展がとにかくスゴかったという点です。海の中にいるような美しく巨大な水槽を地上に設置するには、それに耐えうる強度ガラス材の生産技術や、水質を維持する濾過システムの構築といった技術が必要です。

日本はこれらの技術が非常に発達し、海外にも高く評価されるほどのレベルといわれています。水族館運営を支えるハード面での技術の高さは、「水族館大国」日本と呼ばれるベースを作っているのです。

日本で最初の水族館は、「あの場所の中」に作られた!

水族館_魚_生物

さて世界でもトップクラスといわれる水族館を持つ日本で、最初にできた水族館はどこなのでしょうか?意外や意外、実は水族館は「水族館」として始まったのではなく、ある場所の中に「小さな部屋」として始まったとされています。

その場所とは、「上野動物園」です!上野動物園といえば、ただいま赤ちゃんパンダのシャンシャンブームで大混雑ですが、さかのぼって1882年3月に日本初の動物園として開園しました。そして同年9月、「うをのぞき」という小さな観魚室として、水族館は幕を開けたとされているのです。

「うをのぞき」では、コイやフナといった身近な魚を10個の水槽に入れて展示していました。当時の水槽にはもちろん人工照明はなく、太陽の光だけで水槽と観覧通路を明るくしていたそうです。

その後、東京の浅草に「浅草水族館」が、大阪の堺に「堺水族館」がオープンし、多くの日本人を水中の美しい世界へと導いていきました。

千歳水族館

ところで、動物園や水族館という文化は、どこから・どのようなプロセスで日本に入って来たのでしょうか?

現在最も有力だといわれているのは、福澤諭吉の「西洋事情」という著書によって日本人に紹介され、人々の知るところとなったという説です。福澤諭吉は幕府の留学生として西洋諸国を巡りました。

そこで見聞きした多くの文化や習慣などを、「西洋事情」で紹介しています。その中で日本人として初めて、動物園や水族館についての記述を発表しました。

彼はヨーロッパの動物園を見学したときの様子を綴っています。その中で、「動物園では獣や鳥などを飼育し、ガラス箱の中には魚を入れて時々新鮮な海水を入れて飼育していた」という内容の文を残しているのです。

この文章からは、福澤諭吉が見学した水族館が動物園内にあったことがうかがえます。実際、当時イギリスやフランスでは動物園内に水族館らしき水槽展示が備わっていたとの記録があります。

ただ「西洋事情」が発刊される少し前に、「大阪に動物園を作ろう!」と考えた人物がいました。実際、彼はヨーロッパ人との貿易交渉記述の文面に「動物館」という言葉で、動物園に関する記述を残しています。

その彼の名は、五代友厚。数年前にNHK朝の連続ドラマ小説「あさが来た」の中で、ディーン・フジオカが演じた鹿児島(薩摩藩)出身のイケメン実業家です。実際にかなりのイケメンだったと当時の記録には残っていますが、この五代友厚こそが、実は最初に動物園(動物館)を日本に知らしめたのでは?という推測も可能です。

五代による「大阪に動物園を作ろう!」構想は、最終的に叶いませんでした。しかし、もしも実現していたら大阪に日本初の動物園が開園し、その園内に日本初の水族館の原型ができていた可能性もゼロではありません。そうすると、水族館の歴史もまた違ったものになっていたかも知れませんね。

水族館_魚

これからオープン予定の水族館も、ちょっぴりご紹介

さてここからは、これからオープン予定の水族館情報をお知らせいたします!まだまだ国内に増えていく水族館、どんな施設になっていくのか楽しみですね。

四国水族館

2020年3月、四国・香川県の宇田津町に開館予定の水族館です。四国の水景をテーマに、四国各地の自然環境や地域の文化ともつながった、次世代型の水族館を目指すとのことです。敷地面積は約8,500㎡、地上2階建ての建物で約400種14,000点の生きものを展示する予定と公表されています。

現在、スタッフ募集も行われています。水族館概要なども含めた詳しい情報はこちらへどうぞ。

DMMかりゆし水族館

2020年上半期、沖縄に開館予定の水族館です。那覇空港から車で約20分の立地で、「世界初・最新映像技術を駆使した新しいエンタテイメント水族館」をメインテーマとしています。ショッピングセンター開発の敷地の一角にできるようですね。

延床面積約8,000㎡に繰り広げられる「リアルな海洋体験」、どのような空間になるのか興味が沸きます。

こちらの水族館でも現在採用情報が掲載されています。詳しい情報はこちらから。

他にも、兵庫県神戸市・神戸港の再開発用地に巨大な円形型の水族館が誕生予定です。こちらは2021年オープン予定で情報もまだ少ないのですが、近隣に輸入車やファッションをテーマにした博物館も同時に作られるとのことです。今後新しい情報が出てくるのを楽しみに待っていましょうね!

まとめ

いかがでしたか?水族館の数から始まり、さまざまな情報を盛り込んでみました!ぜひお近くの水族館を訪れてみませんか?

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