国内初次世代型「四国水族館」の魅力に迫ってみよう!2020年3月OPEN

2020年春に開園予定の四国水族館!四国の水景をテーマに、およそ40種類約14,000点もの魚や生き物が展示される予定です。

さらに、最新のテクノロジーを取り入れた「次世代型水族館」として注目されています。

そんな四国水族館がOPENするまでの道のりと魅力に迫っていきましょう。

四国水族館の魅力に迫ってみよう

四国水族館の「渦潮の景」がすごい!

四国水族館のウリと言えば、世界最大級の鳴門渦潮をリアルに再現した「渦潮の景」です。黒いポンプをいくつか設置し、忠実に水の流れが再現されていて鳴門渦潮そのもの!

「四国の海をみなさんに知ってもらいたい」という熱い思いが、人工的な渦潮実現へと結びつきました。

自然界の鳴門の渦潮は海流の流れが早く危険なため、下の海水の様子を一般の人が見る機会はほぼないですね。こちらの水槽では、そんな鳴門海峡の海流を下から観察できますよ!

また、激しい水流の流れに逆らって魚達が泳ぐ様子は迫力があり、自然の中で生きる厳しさがヒシヒシと伝わってきます。

 

アカシュモクザメを下から観察できるレアな水族館

天井に設置された大きなマンホール状の水槽「神無月の景」。見上げるようにして、アカシュモクザメを観察できる演出が粋で面白いと評判です。

参考までにアカシュモクザメは、一般的なサメと外観が全く違いますよ!頭がTの字のよう形になっていて、大きいものではなんと4mまで成長する生き物です。

頭頂部がTの字型になっているのは、エイや小型のサメを捕食する際に、こちらで一撃して相手にダメージを与えるためと言われています。

イルカショーと夕焼けのコラボがインスタ映え抜群と話題に!

瀬戸内海の海に隣接している「イルカプール」では、まるで海の中でノビノビと泳いでいるようなイルカのパフォーマンスを観察できます。「美しい夕焼けにイルカがジャンプする姿が映える」と、すでにSNSスポットとして話題になっているそうです。

龍宮城の世界で浦島太郎気分を味わおう!

「龍宮の景」は香川県三豊市に伝わる龍宮伝説と四国八十八か所の霊場のコラボレーションスポット。仏画・書・絵画といったアートが癒合した独特の雰囲気が漂っていて、四国地方の伝統が色濃く感じられます。

水槽による生き物の展示は一切ありませんが、特有の世界観に思わず引き込まれてしまいそうです。まるで浦島太郎になったかのように、海の世界に誘われて瞬く間に時間が過ぎ去っているかもしれません。

AIシステムを搭載した人工知能を体験できる国内初の水族館

四国水族館はAIシステムを導入した日本初の水族館です。黒電話とモニターが設置されていますから、まず黒電話で話しかてみましょう!

例えば、「ペンギンはどこに住んでいるの?」などと質問をするとケープペンギンの生息地について詳しく説明してもらえます。こちらでぜひ「あさりとシジミの違いについて」聞いてみてくださいね。

大学院時代にアサリの研究をしていたzip桝アナウンサーによる解答が、とても面白いですよ♪(答えは行ってからのお楽しみということで・・)

このような人工知能を活用することで、小さなお子さんやあまり水族館に興味ない方が積極的に知識を得て、四国水族館にて充実して時間を過ごせます。

四国水族館ができるまでの舞台裏を覗こう

魚やクラゲ などの生き物はどうやって調達しているの?

四国水族館は開業に向けて、400種1万匹の魚と水中生物を集めることを目標としています。ところで、これらの生物はどこからチャーターするのでしょうか?

実は、四国水族館の飼育員と地元の漁師さんがタッグを組み、船に乗って高知県の海で調達しています。時には、四国水族館に展示してもらうために売れそうにない魚などを生簀に溜め込んでいるそうです。

イシガキフグ、イラ、アカメといった高知沖で生息している生き物をはじめ、2月の時点でおおよそ500種類ほど漁獲されていました。集められた水中生物はひとまず大きな生簀にて飼育され、その後1匹1匹手作業で活魚車の水槽へと移動されます。

https://twitter.com/tricolorebanbi/status/1237868304238178306?s=20

その他に、全国各地からの協力の元でたくさんの魚達が四国水族館へと運び込まれているとのことです。集めたれた生き物は大きなクレーンで内部の展示水槽へと運搬され、移し替えられます。非常に根気と体力を要する仕事ですね。

参考までにヒーリング効果抜群と人気のクラゲは、淡路島の海岸から網を使って捕獲されます。骨がないクラゲは傷つきやすいため、四国水族館手作りの柄杓を用いて漁獲作業が行われているそうです。

四国水族館の「鳴門の渦潮」水槽のメンテナスに一苦労!?

四国水族館最大の見所と言えば、鳴門海峡を忠実に再現した「鳴門の渦潮」です。こちらの水槽はいくつかのポンプを設置し、鳴門海峡独自の水流を人工的に造っています。

自然光が差し込みとても雰囲気のいい水槽ですが、その反面で苔や藻が生えやすくメンテナスが大変とのこと。そのため、水族館スタッフは激しい海流の中で手作業で定期的に清掃をしています。

実際にこの仕事を体験したzipの桝アナウンサーによると「とても流れがきつく体力を消耗し、10分が限界だった」とレポートしていましたよ。

四万十川の水槽はスタッフのこだわりが感じられる!

「自然と人が共存する様子」を表現したいと、屋外スペースに「四万十川の水槽」が設置されています。一見なんの変哲もない水槽ですが、中に入っている無数の石に注目!

なんと230kmも離れた四万十川からスタッフが、許可を頂き水族館に配送したとのこと。細部にまでこだわる真摯な思いに感服です!

こちらの四万十川では石倉漁により、うなぎを1匹ずつ積み上げた石の中におびき寄せ漁獲する技を観察できます。参考までに石倉漁は簡単に言うと石造りのうなぎ専用のマンションのようなもので、石と石の隙間が多いほどかかりやすいそうです。

四国水族館内のカフェ&レストラン情報も!

四国水族館内には2つのカフェとフードコートがオープン予定です。2階のフードコートでは瀬戸内海を一望しながら、ファミリーやカップルで食事を楽しめるそうです。

こちらでは、四国水族館のマスコットキャラのしゅこんくのホットドッグ、四国特産のオリーブを使ったぶっかけうどんなどオリジナルメニューが目白押し!リーズナブルな価格ですから、ぜひ足を運んでみてください。

カフェやレストランがあると歩き疲れた後に一服できて、小さなお子さん連れのパパママ世代は大助かりですね!

アクセス・住所・電話番号

住所 〒769-0201 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4 (宇多津臨海公園内)
0877-49-4590
行き方 宇多津駅南口改札から徒歩約12分

入場料・入館料

料金 一般料金 団体料金 学校団体
大人(高校生・16歳以上) 2,200円 1,980円 1,540円
小・中学生 1,200円 1,080円 840円
幼児(3歳以上) 600円 540円 420円
2歳以下 無料

営業時間・休館日

年中無休

期間 時間
オープン 〜 9/30(木) 9:00 ー 18:00
10/1(金)〜 2021/3/19(金) 10:00 ー 18:00
2021/3/20(土)〜 9:00 ー 18:00

まとめ

四国水族館についてご紹介しました!今までの水族館のイメージと180度違うオリジナリティー溢れる演出となっていて、小さいお子さんから高齢者までどなたも楽しめそうですね♪

残念ながらコロナウィルスの影響によって、開園が延期されています。少しでも早いオープンを心待ちにしていましょう♪